食生活アドバイザーの話
昨年夏。
地味にこんな資格を取っていました。
「食生活アドバイザー」です。
文字通り、食生活全般についての知識を深め栄養面や衛生面などの観点からアドバイスしていく人。
飲食関係のお仕事をされている方(福祉施設や病院の厨房関係者、飲食店勤務の方)だけでなく、食に興味のある若い女性の方の受験が多かったように思います。
この資格を何か仕事に役立てるというよりは、自分や家族の健康的な食生活のために勉強されているのだと思います。
私はと言えば。
かつては調理師として長く飲食関係の仕事をしていた経歴があり、行政書士の仕事に移行した今でもやはり食絡みの仕事やボランティアは楽しく引き受けております。
そんな中での昨今の関心事は。
食育や介護食。
一見正反対に見える二つですが。
私にとってはどちらも同じ。
充実した食生活を送るために、ひいては充実した人生を送るために大切なことだと思っています。
決して贅沢で華美な食事、という意味ではなく、
きちんとした食事。
そこそこ美しく、
ちゃんと美味しくて、
毎日が楽しくなるような食事。
そしてもう一つ忘れてはいけないのが
作る人の負担にならない食事。
栄養や健康や美容のことまですべて考えて、
たくさんの食材を使い、
いろいろな調理方法を駆使して、
毎日時間をたっぷりかけてご飯を作らなきゃいけないなんて…
いくらなんでも大変過ぎます。
もっと簡単に時間もお金もかけずに楽しく料理できるはず。
私の仕事の一つに
「高齢者の方からのご相談」
というものがありますが。
遺言や任意後見のご相談の中でこういった食生活に関するアドバイスも時にはさせて頂くことにしています。
なぜなら。
遺言や遺産相続の話も大事かもしれないけど、
もっと大事なのは生きている間のこと。
亡くなった後のことより、
生きている間どれだけ充実した日々を送れるか。
こちらの方がはるかに大切だと私は思っているからです。
充実した日々の為には
地域との繋がりや、NPO法人などとの連携、国や地方自治体からの支援など。
さまざまな縦横のつながりがあってこそですが。
毎日の食の楽しみ。
というのもその中の一つにあったって良いと思うのです。
この先もっと介護食についても造詣を深め、
近々介護食料理教室を開催できればと思っています。
こちらは食生活アドバイザーの会員情報誌。
こちらも参考になります。
食に関する様々な新聞の記事が載っていて最新の食事情がよくわかります。